4月に、NAB(全米放送事業者協会)の主催する世界最大の放送機器展「NAB SHOW」に行ってきました。会場のラスベガスほか、NYとLAで、放送局や制作会社、大学などを11日間かけて回りました。
アメリカではすでにテープレス化がかなり進んでいて、収録・編集・放送まで短時間でスムーズに、しかもトラブルなく行われている印象を受けました。数年前は「テープがなくなることはない」「DISKで収録すればいいけど、ちょっとした衝撃でデータが壊れそう」「テープが安心」なんていうことを聞いた記憶があります。でもP2やXDCAMなどの登場でテープレスへの流れができそこへ進んでいるような気がします。
メ~テレの制作番組はテープで収録、ノンリニアに取り込んで編集、テープにはきだして放送という流れですが、やはり収録がテープでなくなるだけでかなりの効率化がはかれると思います。プレビュー、オフライン機の整備などの問題はありますが…。スポーツではナゴヤドームのゲームに関して放送はテープですが収録はハードディスク、報道・どですかはP2を導入、と収録のテープレス化は徐々に始まっているので数年のうちにかなり進むような気がします。送出サーバーも昔ほどトラブルもなく安定してそうなので放送までテープレスに…とは思いますが、やはりコストの面でなかなか進まないような感じがします。
アメリカではニュース専門、スポーツ専門の番組や1つの局で多くのチャンネルを持っているので、OAまでの即効性や素材の共有がどうしても必要になり、いつでも誰でも何人でも同時に作業ができる環境がないとやっていけないと感じました。今のところ日本ではそこまで需要はないと思いますし、しばらくの間テープでの放送が続くでしょうが、やはり収録・編集くらいまでは早くテープレスになって欲しいと思います。
アメリカのTV局や最新の放送機器、そしてなんと言ってもアメリカの空気に触れるという大変貴重な経験ができました。今後の仕事に生かしていきたいと思います。
(技術本部:藤澤貴英)
TITAN(タイタン)
巨大中継車。日本の中継車と比べてカッコイイです。
 
幅13ft(約4m) 長さ54ft(約16m)(扉を開くと 幅21ft 長さ66ft) 重量80000ポンド(約36t)
カメラ24台接続可能。もちろんSD、HDに対応。今回はオペラ公演の収録。
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